太陽光発電と蓄電池をお考えの方へ




目次

1 太陽光発電のメリット


 1.1 売電収入が得られる


 1.2 電気の購入量を減らせる


 1.3 再エネ賦課金を払わずにすむ


 1.4 停電しても電気が使える


 1.5 エコな設備で環境に良い


 1.6 よくある質問


 1.7 保証について


2 蓄電池のメリット


 2.1 夜間でも発電した電気を使える


 2.2 電気代の削減効果が向上する


 2.3 夜間の停電への備えになる


 2.4 蓄電池の選び方






太陽光システムは当たり前の設備に





いま、太陽光発電や蓄電池は、爆発的に普及しています。



すでにお住まいの既築住宅に取り付ける人が多いのはもちろん、新築住宅では大手ハウスメーカーが軒並み自社の住宅で標準装備に採用しています。



また、分譲住宅でも本体外のオプションとして、住宅契約時に購入する人が増えています。



1.1.太陽光普及グラフ.png
1.1.蓄電池普及グラフ.png



高額な設備なのに、なぜそんなに普及が進むのでしょうか?



メリットはなんとなく分かっているつもりでも、「ずばりこれだ!」と言い切れる方はそう多くありません。



逆に気をつけなくてはいけない注意点はないのでしょうか?



なにを基準に検討したらいいのでしょうか?



このページでは、これだけ普及が進む太陽光発電と蓄電池についての基礎知識が身につけて頂けます。


ただ勧められたから買うのではなく、またなんとなく不安だから検討を止めるのではなく。


皆さまがご自身で必要な判断をできるようになるために、どうぞ今後のご参考にして下さい。


それではさっそく見ていきましょう。





増えている理由は経済性と防災性





まず、太陽光発電や蓄電池を導入する人は、どういう理由で検討を進めたのでしょうか?



1.2.太陽光システム導入理由グラフ.png



このように、導入を検討した理由は、「提案を受けたから」といったものを除くと、


・経済性(光熱費の削減)

・防災性(地震や台風などの)

・エコ(CO2削減)


という3つが挙げられます。


つまり、太陽光発電と蓄電池は、オトクだし、いざというときの安心につながるし、加えてエコでクリーンな設備だ、ということで導入されているというわけです。


これらについて、実際のところどうなのか?詳しくご紹介します。





セットで使うことで相乗効果がある





ちなみに、太陽光発電と蓄電池の関係についてですが、太陽光発電の方は、仮に蓄電池なしでも、単独で導入する意味があります。



ところが蓄電池のほうは、太陽光発電なしに導入してもあまり意味がありません。


つまり、導入するならば「太陽光発電のみ」か、「太陽光発電+蓄電池セット」の2択ということになります。


なぜ「太陽光発電+蓄電池セット」で導入するのかというと、お互いのメリットで弱点を補い合い、相乗効果を生み出すからです。



1.3.相乗効果イメージ.jpg





もちろん、太陽光発電だけで十分という人もいますが、予算さえ合えば相乗効果のあるセットで使うのがいい、ということだけ覚えておいて下さい。


その詳しい理由は、これからご紹介します。


まずは、太陽光発電について、次に蓄電池について、順番にご説明していきます。





太陽光発電





太陽光発電のメリット




メリット①経済効果

売電収入が得られる




太陽光発電システムを導入すると、システムを設置したその日から、太陽が出ている時間、人間が何もしなくても太陽光パネルが電気を創り始めます。


創られた電気はもちろんご家庭で使用しますが、余った電気はもったいないので、電力会社に電気を売ることができます。


これが、"売電"と言われるものです。



2.1.1.発電売電チャート.png



何もしないでも、自動的に発電される電気から収入が生まれるのは、太陽光の最大のメリットのひとつです。



売電に必要な系統連系



売電をするためには、電力会社に電気を送電するための手続きが必要で、これを「系統連系」と呼びます。


系統連系の「系統」というのは、電力会社からの送電網のこと。


ご家庭から送電する電気を、電力会社の送電網に送れるよう、2つを「連携」接続する、という意味になります。



2.1.1.電力系統イメージ.png



この系統連系の手続きが済めば、それ以降は何もしなくても、使用されずに余った電気がどんどん電力会社に送られます。


そして翌月に売電収入として、系統連系の手続きのときに指定する銀行口座に振り込まれます。


こうして、何もしなくても売電収入が入ってくるようになるのです。



いったいいくらで売れる?



売電するとき、いったいいくらで電気を売ることになるのでしょうか?


その相場は、経済産業省が発表して決まります。


売電するときの売電料kWh(キロワットアワー)あたり〇〇円、という売電単価が発表され、その単価に基づいて計算されます。


基本的に売電単価は、そのとき太陽光発電を設置した人に利益が出るように、国によって調整された価格になっています。


ところが、太陽光発電の設備費用が年々下がっているため、そのぶん売電単価も値下がりしています。



2.1.1.買電売電単価逆転.png



このように、売電単価が年々下がっているというのは残念ではありますが、いま設置しても8.5円/kWhで売れますので、家計の足しになるのは間違いありません。


さらに、設置してからなんと10年間は、そのときの電力相場に関わらず、国が必ず高い「固定買取価格を保証」してくれる、嬉しい制度があります。


それが、固定買取価格制度FIT(フィット)と呼ばれる制度です。



固定買取価格制度FIT



この制度のおかげで、誰でも太陽光発電設置後の10年間で、ちゃんと設置したことによる利益がでるようになっています。


このFITの売電単価も、毎年太陽光発電の設置費用相場と、電力の需給バランスによって変更されますが、いま太陽光発電を設置する人は、kWhあたり21円という金額で、10年間売れることが約束されています。


まもなく、この21円のFIT価格が見直され、19円/kWhぐらいになるのではないかと言われていますので、近々太陽光発電の設置をお考えの方はご注意下さい。


短期間で設置費用が大きく下がることはないので、どうせならこの21円の固定買取価格が有効な間に設置したほうがずっと得になります。



導入前に売電単価の確認を!



このように、売電のメリットを活かすには、売電単価がいまいくらなのか、ということがとても重要です。


これから太陽光発電を導入しようとお考えの方は、いま導入すると売電単価がいくらで、


どのぐらいの売電収入が見込めそうなのか、きちんとメーカーのデータをもとにしたシミュレーションをつくってもらってからご検討されることをおすすめします。





メリット②買電が減らせる



電気料金は値上げされている



売電価格が大きく下落しているグラフをお見せして、がっかりされた方も多いかもしれません。


でも、それによって、太陽光発電のもう一つのほうのメリットは、逆に大きくなるのです。


それは何かというと、買う電気を減らすことで、電気料金が圧倒的に安くなる、ということです。


電気料金は、電力会社から電気を買うことで発生しますが、無料で発電した電気を使えば、その分を買わずに済むというわけです。


そして、電気料金は実はこの数年で大幅に値上げされています。



2.1.2.電気料金値上げグラフ.png



このように、この7年で16%も値上げされているのがわかると思います。


電気代は月に1度しか払いませんし、比べるには1年前の同じ月と比べないといけないので、値上げがわかりにくいのですが、生活に必ず必要なものでこれだけ値上げされているものは、他にはありません。


しかも、今後この電気料金は長期的に上がり続けると言われています。



もし毎年2%上がり続けると...?



毎年5%の値上げというと、例えば今月15,000万円の電気代を支払うご家庭では、翌年の同じ月に15,300円の請求になるということです。


これだけだと、大した金額ではないように感じるかもしれません。


でも、電気は生活必需品ですから、生きている限りこの先ずっと、20年も30年も払い続けるものです。


それが毎年2%値上がりしてしまうと、例えば30年間に支払う電気代の総額は、だいたい1.8倍になります。


40年間なら約2.2倍です。



2.1.2.毎年2%の値上げグラフ.png



こうなってくると、電気代の値上がりというのは、決してバカにならないと感じられると思います。


でも、太陽光発電があれば、この電気代の値上がりなんてまったく気にする必要がなくなります。


なぜなら、どんなに電気が値上がりしていても、自分で発電した電気を使うので、そのぶん電気を買わずに済んでしまうからです。



夜の使用分は買電しないといけないことに注意



もちろん、太陽光発電を導入すれば、


完全に電気の請求がなくなるというわけではありません。


なぜなら、太陽光発電が電気を生み出してくれるのはあくまで日中だけ。


夜に使う電気は、買うより他ありません。



2.1.2.発電売電チャート 2.png



ちなみに、蓄電池を家庭に導入することで、日中に発電した電気のうち、余った電気を溜めておいて、それを夜に使うことができます。


これによって、昼だけでなく夜の電気代も、大幅に減らすことができます。


もちろん、一日を通して完全に電気代をゼロにするためには、それ相応の太陽光パネルの容量と蓄電池が必要になります。


それでも、この長期的な電気料金の値上がりを考えると、太陽光発電と蓄電池を入れたほうが良い、と考える方が多くなってきています。



実際に電気代の総額で考えるとどれぐらい得になる?



蓄電池のことはいったん置いておいて、太陽光発電だけ導入した場合でも、電気料金の削減は、10年20年30年と積み重ねると、かなり大きなものになります。


例えば毎月15,000円ぐらいの電気料金のご家庭であれば、1年で18万円ですから、10年間で180万円。


20年間で360万円、30年間で540万円の支払いをすることになります。



2.1.2.生涯電気代グラフ.png



"電気料金にこれだけ支払うのか"ということだけでも、けっこう驚かれる方が多いです。


でも、もしここに毎年5%の値上がりがあると、大変です。


30年間だとおよそ支払う金額が2.2倍になりますから、約1,188万円も支払うことになるのです。


でも、太陽光発電で電気を創り、買う電気を減らすことができれば、この1,188万円を直接減らしていくことができます。


だからこそ、これだけ多くのご家庭で太陽光発電システムが導入され、また蓄電池を新たに購入される方が増えているのです。



日頃から節電の意識を



もちろん、電気料金を抑えるためには、毎日の節電も大切です。


これであれば、なにも太陽光発電を導入しなくても、今日からご自宅で実践できます。


一日一日は小さな額でも、一生払い続ける電気代です。



2.1.2.節電イメージ.jpg



30年間ではバカにならない金額の節約になることでしょう。


ちなみに、太陽光発電を導入したご家庭では、普段どれだけの電気を発電して、どれだけ使って、どれだけ売電するか、といったことに気をつけるようになるようです。


このため、ほとんどのご家庭で節電意識が高まるという調査結果が出ています。


その額、平均で約10%。これはとても大きな金額ですね。


普段から節電を意識できていないご家庭も、太陽光発電の導入をきっかけに、ぜひ節電意識を高めていきましょう。




メリット③再エネ賦課金を払わずにすむ



再エネ賦課金ってなに?



再エネ賦課金というのは、正式には「再生可能エネルギー発電促進賦課金」というのですが、これについて、まだ良くわからないという方も少なくありません。


これは、太陽光発電などの再生可能エネルギー発電を、国が普及・拡大させることを目的にした補助制度です。


簡単に言うと、誰かが発電した再生可能エネルギーを電力会社に売電するとき、電力会社が買い取る際の費用は、消費者全員で割り勘で負担する、というものなんです。


毎年、全国一律にkWhあたりの単価が国によって設定され、その単価をご家庭の電気使用量(使用電力量)に掛けた額が、毎月の電気代の請求額に含まれます。



2.1.3.検針票イメージ.jpg





2012年の7月以降、電気を使う全ての国民は、これを毎月払わなければならなくなりなりました。


写真のように、電気料金と一緒に強制的に請求されているのがそれです。



太陽光発電を導入する人のためのお金を、導入しない人が払っている?



この再エネ賦課金は、消費者全員、つまり国民全員が割り勘で払わなければなりません。


しかしそもそも、「再生エネルギーを普及させるための買取費用」というのは、結局のところ、さっき解説したFIT(固定買取制度)で、電力会社が買取る費用なんです。


つまり、言ってみれば太陽光発電を導入する人のためのお金を、太陽光発電を導入しない人からも取っている、ということになります。


そして、太陽光発電を導入する人は年々これだけ増えているわけですから、当然FITの買取金額として必要な額も増えており、それに従って、私達国民が毎月支払う再エネ賦課金もどんどん値上がっています。



2.1.3.再エネ賦課金の上昇グラフ.png



この値上がりの流れは、電力自由化をした国ではすべての国で起こっており、日本はまだまだ非常に安いままなのですが、この先も値上がることは間違いないと言われています。



太陽光発電を導入すれば、再エネ賦課金も減る!



そして、ここでもまたさらに、太陽光発電を導入した人がお得になる仕組みになっています。


再エネ賦課金は、国民全員が払うお金なのですが、先程の請求書のとおり、「使った電気に応じて〇〇円/kWhで請求される」という具合になっています。


つまり、太陽光発電を導入した人が電気を創り、買う電気を減らせば、その人が払う再エネ賦課金も、(買う電気が減るので)その分減る、というわけです。


また、蓄電池を導入することで、さらに夜間の買電も減らせば、これもその分だけ再エネ賦課金が削減できる、ということになります。




メリット④停電対策



停電しても電気が使える



これまでお金の話ばかりしてきましたが、太陽光発電のメリットはお金だけではありません。


その最大のものは、なんといっても停電対策です。


「停電しても電気が使える」ということが、どれだけ役立つものなのか、大規模停電を経験した人でなければなかなかわからないかもしれません。


でも、考えてみればいまの生活はほとんど全てと言っていいほど、電気に依存しています。


いざ大規模停電が起きてしまうと、電気が通じていないので、テレビで情報を取れなくなります。


情報源も携帯だよりになりますが、いまのスマホのバッテリーは、3日保つ人のほうが珍しいでしょう。


早ければ、1~2日で無くなってしまう人が多いのではないでしょうか。


食べ物を保存する冷蔵庫も、もし夏場に停電で冷蔵庫が2日も止まれば、みなダメになってしまいます。



2.1.4.停電しても電気が使えるイメージ.jpg





エアコンにしても、日中の寒暖は我慢できたとしても、夏の夜間、冬の夜間は、エアコン無しではかなり厳しいものになります。


もちろん、洗濯も炊事も問題です。


小さなお子様や、赤ちゃんがいるご家庭にとっては、これらは大変な問題です。


また、夜間災害で避難するにも、必需品や大切なものを探して持ち出すのに、明かりがなくてはどうしようもありません。


万一怪我をしても、怪我の度合いも確認できず、暗い足元のなか、着替えも持ち合わせも、なにも用意できずに避難することになります。


東日本大震災で被災した方は、避難所の生活の大変さを身に染みたと思いますが、いまはそこにきて、避難所の集団生活による新型コロナウイルスの感染リスクがあります。


もし、家で電気が使え、生活ができるようであれば、避難所に行く必要がありません。


家がそのまま、避難所になるのです。



大規模災害と停電のほんとうの怖さ



以前は「10年に一度の」という言われ方をしたような大規模自然災害が、


この数年は毎年のように日本中で起こっています。


大規模災害が起きたとき、なにが一番困ると思われますか?


大規模災害未経験者の多くが、「いざ自分が被災した場合、飲用水の確保などが一番困るのではないか」と考えるようですが、


実際に災害を体験した人は違うようです。



2.1.4災害で困ったことランキング.png



意外かもしれませんが、このように、


実際に被災した人の経験では、停電がもっとも不便だったということです。


実際に大規模災害を体験した人の多くは、たった数時間の停電でも、その不便さ、恐ろしさを身に染みて知っています。


普段「いくら得する」という経済効果も大切なメリットですが、いざというときに電気が使えることのメリットは、他の設備・手段では実現できない、まさに太陽光発電と蓄電池だけが可能にするメリットです。



日中だけでも電気が使えることの安心感



太陽光発電があれば、どれだけ長期間停電しても、日中太陽が出ているあいだずっと、電気が使えます。


平均的な発電容量をもったパネルを載せた屋根なら、日中に使用する電気のほとんどを賄いきれます。


いざというときにエアコンも使え、携帯の充電もできることは、大きな安心感につながるでしょう。


電気というものはその場に使わずに溜めておくことはできませんので、残念ながら太陽光発電単体だけでは、夜間停電は対応できません。


しかし、それでも日中に電気が使えることの安心感は、いざ災害にあったとき、計り知れないものがあるでしょう。




メリット⑤エコでクリーンな設備



長寿命でメンテフリー



電化製品というものは、どんなものでも寿命があります。


太陽光発電は、電気を生み出すものですし、屋根の上で風雨に吹きさらしで使いますので、壊れやすいのではないか?と考える方も少なくありません。


ネットでもいろいろな情報がありますが、「耐用年数17年」とよく書かれていたりするのは、税制上必要な「法定耐用年数」のことで、パネルはもっと高寿命ですのでご安心下さい。


よく言われる寿命は20〜30年程度と言われていますが、実際に太陽光発電の普及が進んでから、まだ20年経っていないので、これは保険を含めた最低限の想定です。


実際、京セラの佐倉ソーラーセンター(千葉県・1984年設置)、シャープの壷阪寺つぼさかでら(奈良県・1983年設置)といった施設は、30年以上前に実験設備として設置されました。


そこにある、最初期の太陽光発電設備は、30年以上経ったいまでも、バリバリ現役で稼働中です。


当時のパネル(30年前の技術)で30年以上稼働できているのですから、いまの技術で作られたパネルはもっと期待できるでしょう。



2.1.5.定期点検イメージ.jpg



基本的に太陽光パネルは、ゴミや汚れなども風雨が洗い流してくれるという想定ですので、日常的なメンテナンスは一切不要です。


とはいえ、長期的には発電効率が少しずつ落ちてきます。


経年に依る配線の腐食、剥離、断線、ガラス表面の汚れや変形、変色などが発電効率を落としていくわけですが、実際のところ、これによる劣化は微々たるものです。


2012年3月19日に開催された調達価格等検討委員会(毎年の売電価格を決める国の委員会)に、太陽光発電協会が提出した資料には、多数の国内メーカーの実例として、0.27%という劣化率が示されています。


先ほどご紹介した京セラ佐倉ソーラーセンターでは、30年以上前の技術で作られたパネルにして毎年0.38%の劣化ですが、25年間で9.6%の出力低下にしか過ぎません。


今のパネルは、もちろんもっと高耐久でしょう。


もちろん、この劣化を少ないと見るか多いと見るかは人それぞれですが、少なくとも20年や30年で「発電しなくなる」というレベルのものではありません。


むしろ、過日の九州豪雨のときには、こんなこともありました。


台風で崩れた屋根に載っていたパネルが、家がバラバラになっても壊れることなく、元気に日中ずっと発電してしまっていたのです。


しかし、電気は目には見えませんから、まさか崩れたパネルが発電しているなんて、気づいた人はいませんでした。


そのせいで、雨でできた水たまりを通して、壊れた家をみに集まってきた人に感電してしまったのです。


幸いなことに、これによる死者はでなかったようですが、こんなことがあったほど、たとえ屋根が壊れても発電し続けるぐらいの耐久性だ、ということは覚えておいて下さい。



ただしパワコンは交換の必要



このように、パネル自体は高耐久・長寿命ですが、発電した電気をご家庭で使えるように調整するための、「パワーコンディショナー」という機械は、パネルと違って電化製品です。


パワコンの寿命は短いもので10年から15年と言われていますが、もちろん保証期間内に必ず壊れるというものではありません。


基本的に壊れにくいように設計しているが、壊れたときの保証期間として定められている、という具合です。


とはいえ、パネルよりは耐久性・寿命ともに低いのは間違いありませんから、パネルを交換するより前にパワコンの交換は起こります。



2.1.5パワコン交換の図.png



気温の寒暖差のない屋内設置のほうが寿命が伸びると考えられていますが、お住まいの間取りから、そうもいかないことも多いでしょう。


保証内でしたらもちろん無償で修理・交換ができますが、保証が切れてからはまずは修理、止むを得ない場合は交換ということになります。


もちろん、修理よりは交換のほうが費用がかさみます。


なので、そうなる前に修理で済ませられるよう、ある程度定期的な点検をしておくことをおすすめします。



CO2を生み出さない



環境問題やエコな生活にご関心のある方には大切なポイントですが、太陽光発電はCO2を生み出さないクリーンなエネルギー設備です。


化石燃料を使用する火力発電によるCO2排出量は、1kWhあたり約690g。

これに対し、太陽光発電によるCO2排出量は、1kWhあたり17~48gと言われています。


太陽光発電で発電した分、火力発電による発電を減らしたとすると、1kWhあたり約650gのCO2を減らすことができます。



2.1.5家庭から出る二酸化炭素排出量.png



1kWの太陽光発電システムの発電量は、一年間でだいたい約1,000kWhほどと言われています。


3kWの太陽光発電なら年間発電量は3000kWh前後ですので、650g×3000kWh=年間1,950kg前後のCO2を削減できます。


これは1世帯平均CO2排出量の約40%を占めます。


また、杉の木約140本分の年間CO2吸収量に相当します。
(杉の木1本当たりの年間CO2吸収量は平均14kg)


また、電力需要がピークを迎えるのは真夏の昼間の数時間ですので、太陽光発電は、電力需要がピークを迎える昼間に発電し、電力需要のピークカットに貢献します。


現状、ピーク時に電力をカバーするために多くの発電所が作られていますので、太陽光発電の普及はこれらの発電所の数、稼働率を抑えることにもつながります。



断熱・遮熱効果があるので、夏は涼しく冬は暖かくなる



これは太陽光発電の隠れたメリットですが、太陽光パネルを設置することで、お住まいの断熱・遮熱効果が高まります。


例えば、夏場に室内温度が上昇するのは、屋根からの熱が大きな要因です。


夏場の屋根の表面温度は通常約70℃、屋根の裏側(野地板裏面)の温度は49.32℃にも達します。


2階建て住宅で1階よりも2階の方が暑いのも、屋根に近い分、屋根からの熱の影響を受けているためです。


しかし、屋根にパネルを設置している場合は、パネルが直射日光を遮ったり反射させるため、屋根裏の温度は38.4℃程度まで抑えられます。


パネルがあるかないかで10.92℃以上の差があり、これは、室温にして、2~5℃の差に相当します。


2~5℃室温が下がれば、エアコンの設定温度もかなり変わりますし、気温によってはエアコンそのものが不要になるケースもあるかもしれません。


結果的に、夏も涼しく過ごしやすくなりますし、エアコンによる電気代の増加も抑えられます。



2.1.5.熱反射の図.png



また逆に冬場は、パネルが放射冷却(日中の熱が夜に逃げていくこと)を防ぎ、室内から熱が逃げなくする効果があります。


その結果、一番気温の低い夜中から朝方の室温を高く保つことができます。


例えば、冬場の屋根の表面温度が-5℃の場合、屋根裏(野地板裏面)の温度は、パネルが未設置で8.12℃、設置で13.35℃です。


なんと太陽光パネルがあるだけで、室温が5.23℃も高くなるのです。


このように、たとえ発電しなくても、パネル自体が夏冬の寒暖を抑え、過ごしやすくするだけでなく、その結果使用する電気も節約できるという効果があります。




よくある質問




どれぐらい発電するか?




地域と屋根で変わるのでシミュレーションとプランニングを



太陽光パネルの発電量は、周りの環境やお住いの屋根の方角、季節や天気による日照に左右されます。


同じメーカーのパネルを同じ枚数載せた隣同士の住宅でも、屋根の向きが違えば発電量は大きく変わりますし、屋根の向きが悪くて採算が取れない見込みが高い場合、メーカーが設置工事を認めないケースもあります。



2.2.1.発電シミュレーション.png



いずれにせよ、設置を検討する段階で、まずきちんとご自宅の環境でシミュレーションをすることは必須です。


各メーカーが、自社製パネルを設置した場合の発電量をシミュレーションを提供していますので、ご自宅の屋根に、何枚のパネルをを、どのように設置するのが最適なのか、


設計プランニングしたうえで、どのぐらいの発電量が見込めるのか、そしてどのぐらいの経済効果が見込めるのか、把握して検討を進めましょう。





天候で発電量は安定しない?




一日単位では変動するが、年間発電量はシミュレーションが織り込んでいる



ほとんどのシミュレーションは、月単位で算出されます。


晴天が続いたときはいいとしても、雨が続いた月などは、シミュレーションどおりに行かないのではないか?


とご心配される方も少なくありませんが、


シミュレーションに用いるデータには、当然日照データも含まれます。


気象庁やNEDO(国立研究開発法人・新エネルギー産業技術総合開発機構)には、


全国各地の過去20年分の詳細な日照量データがあり、それらを使ってシミュレーションするため、一日単位では天候によって大きくズレは出ても年間を通しては安定した結果を得られます。





設置に向かない家はある?




発電量が確保できない家



基本的に太陽光発電は、パネルにあたる日光の量で決まります。


日本のある北半球ですと、屋根の南面と北面では太陽からの直射日光の量は大きく差があり、南面の発電効率を100とすれば北面は60~65程度に落ちてしまいます。



2.2.3.パネルの向きと発電量.png



メーカーは、通常は自社パネルの最大出力性能下限値の90%まで、発電量を保証する制度を提供しています。


しかし、設置するのが北面だとそれが適用できず、そもそもメーカーが工事を認めないということがあります。


業者によっては、「北面設置も経済的にはプラスになるから」という理由で無理矢理に勧めてくるところがありますが、基本的に北面の屋根しか設置できないお住まいは、やめておいたほうが良いでしょう。


東面や西面は、南面に比べれば発電効率が落ちますが、北面ほど落ちないため、シミュレーション次第で十分検討に値します。



北面設置は反射光による近隣トラブルも



無理に北面に設置しても、メーカーの保証がつかないだけでなく、パネルに反射した光がお向かいの家の南面に強く当たりますので、非常に迷惑をかけることになります。


実際国内でも北面設置による反射光トラブルは過去多くあり、お客様の利益を度外視した悪質な設置を勧める業者の存在が社会問題にもなりました。



2.2.3.パネルの向きと発電量(春分・秋分).png


2.2.3.パネルの向きと発電量(冬至).png



最近ではメーカーが設置をお断りするようになって、業者が北面設置を勧めてくるというケースは少なくなりましたが、悪質な業者が無くなったわけではありません。


太陽光は一度設置すれば、何十年と使い続ける設備です。


きちんとした調査結果をもって検討しましょう。





保証はどうなっている?




出力保証と機器保証



どのメーカーもほぼ共通している保証は、「出力保証」と「機器保証」の2つの保証制度です。


出力保証というのは、実際にパネルが発電する量を、一定レベルよりは下にならないと保証する、というものです。


例えば、最大出力の下限値の90%までを保証する、といった具合で、ほとんどのメーカーで採用されています。


例えば、公称最大出力200Wのパネルならば、下限値は最大値の90%として200W✕0.9=180W。


保証はその90%ですから、180W✕0.9=162W、これより下にはならないということで、万一下回った場合は保証が適用されるということです。


今現在、主要メーカーの多くはこの出力保証を25年で設定しています。



2.2.4.保証.png





つまり、25年間はパネルの劣化があろうと保証が効いているということです。


一方、機器保証というのは、文字通り機器として修理・交換に対応した保証です。


太陽光パネルは高耐久・長寿命なので、大変長持ちしますが、それでもなにか不慮の事故や災害で破損する可能性がないとは言えません。


また、太陽光パネルよりも先に具合が悪くなる可能性が高いのはパワコンです。


とはいえ、そうそう壊れるものでもありませんが、万一故障した場合にメーカーに無償で修理・交換してもらえる期間が、メーカーによって5~10年といった具合で設けられています。


この保証期間内に壊れるという可能性は基本的にとても少ない、稀な出来事ですが、起きないとも限りません。


そして、実際に起きてしまってから保証期間外ということであれば、当然有償での修理・交換になります。


なので、太陽光発電を検討する場合は、パワコンの保証期間を念頭に置いて、検討するメーカーの機器保証についてきちんと確認しておきましょう。





なにか他に隠れたリスクは?




悪質な業者



太陽光発電は一度設置すれば、世情や社会情勢によらず安定して発電し、経済効果を継続的にもたらしてくれますので、きちんと発電の見込めるシミュレーションに基づいて設置する場合は、あまりリスクらしいリスクがありません。


しかし、一番気をつけたほうが良いのが、業者の良し悪しです。


一時期よりは多少すくなくなりましたが、実はほんの少し前まで、太陽光発電を販売する質の悪い業者がたくさんありました。


特に、突然お家を訪ねてくる訪問販売業者には危険な会社が多く、彼らの中にも良心的な会社が無いとは言いませんが、まずほとんどの場合、訪問販売業者の提示する価格は、相場よりもかなり割高です。



2.2.5.悪徳業者.jpg



また、お客様がよくわからないことを良いことに、いい加減なシミュレーションと説明で、短期間で契約を決めようとしてきます。


家を建てた工務店やビルダーなどの業者の場合、お客様がそこに住む限りずっとお付き合いが続きますので、めったにお客様を騙すようなことはできません。


一方、訪問販売業者は、うまくその場で契約すれば、あとでいくらでも逃げられます。


そのため、平気でシミュレーションの嘘の数字を出したり、性能の悪い型落ちパネルを売りつけたりと、非常に悪質な業者が数多くありました。


また、彼らは住宅の建築専門業者ではありませんから、パネルを設置する際の屋根の工事不良で、雨漏りのリスクもあり、実際こういった被害も過去に多数ありました。


彼らの多くは太陽光バブルが弾けたと言われる2019年頃に倒産しましたが、お客様からすればたまったものではありません。


業者が倒産したり逃げたりすると、その先どんなトラブルがあろうと、詐欺が発覚しようと、誰も責任をとってくれません。


一番良いのは家を建てた業者から太陽光を購入・施工してもらうことですが、それがどうしてもできない場合、訪問販売による提案だけは、せめて即決は避けましょう。


提案と見積もりをもらったら、そこで時間をかけてしっかりした業者を探し、比較しながら検討することをお勧めします。



パワコンの交換費用



次に考えられるのは、リスクというよりは"気をつけるべき注意点"というところですが、パワコンの交換費用についてです。


太陽光パネルそのものは、大変高耐久・長寿命の製品ですが、それよりも寿命の短い電子機器であるパワコンは、パネルよりも先に壊れます。


もちろん、軽度の故障は修理で対応すればよいですが、これから20年30年と長い期間使っていく中で、いつかはパワコンの交換が必要になるタイミングが来るでしょう。


その時はほぼ間違いなく保証が切れていますから、全額自己負担で交換することになります。


もちろん、交換は義務ではありませんが、交換せずに故障した機器をつなぎ続けるのは、故障の原因によっては火災などの危険もあります。


それに、なによりパワコンが動かなければ、せっかく発電した電気を使うこともできなければ、売ることもできません。


つまり、来たるべきときに備えて、パワコンの交換を意識しておく必要があります。


パワコンの費用が20年後にどうなっているのか、というのは、いま現在では、正直まったく予想がつきません。


いまも年々普及が進んでいる太陽光発電の状況を鑑みれば、20年後の将来、パワコンが今よりも高くなっていることは考えにくいとは思えます。


とはいえ、そのときそれが20万円なのか、30万円なのか、はたまた50万円なのか、誰にもわかりませんので、ある程度40~50万円ぐらいの予算は見込んで、長期で積み立てておくのが良いでしょう。





蓄電池





蓄電池のメリット





メリット①夜間でも発電した電気を使える




太陽光は昼間のみ、蓄電池があると夜も対応



太陽光パネルは何もないところから電気を創り出しますが、蓄電池は、そういうことは一切できません。


蓄電池の役割は、電気を使うタイミングを変えること。


これだけ聞くと、魅力の少ない設備に感じる方もいるかもしれませんが、これは太陽光発電の弱点を補い、大きな相乗効果を生み出すことにつながります。


なぜかというと、太陽光発電というのは、日中太陽が出ている時間に電気を創ってくれますが、逆に言えば、日が沈んだ夕方から次の朝にまた日が昇るまでの間は、なにもすることができません。



3.1.1.蓄電池の役割.png





一方、日中に創った電気というのは、電気というものの性質上、その場に置いておくことができませんので、創った電気はその場でどんどん使うしかありません。


余った電気があっても、それをあとで使うことができないので、その場でどんどん売るしかないのです。


蓄電池というのは、日中太陽光パネルで発電した電気をそこに溜めておいて、夜に使うということを可能にします。


これによって、お家で発電した電気を一日のうちのどのタイミングでも使えるようになり、せっかく発電した電気を無駄にすることなく、全部を使うことができるようになります。


つまり、太陽光パネルの能力を100%引き出してくれるのが、蓄電池の役割になります。



エネルギー自給自足に近づける



太陽光発電を設置する屋根の方角や、面積によっては、日中にご家庭で使用する電気の量を、遥かに上回る電気を発電することができます。


そうなれば、日中は電気を買わずに済むわけですが、もし蓄電池がなければ、太陽光発電が動かない夜間に使う分の電気は、どうしたって買って使う必要があります。


ところが、蓄電池で日中余った分の電気を溜めておき、夜に使えば、夜間の使用電力も購入を抑えることができます。


ある程度のパネルと蓄電池の容量が必要ですが、一日中ほとんど電気を買わずに、発電した電気だけで賄うという、エネルギー自給自足の生活も可能です。



3.1.1.エネルギー自給自足で喜ぶ家族.jpeg





メリット②電気代の削減効果が向上する




買電売電の価格逆転



エネルギーを自給自足して、なにか良いことがあるのか?


とお考えになる人もいるかもしれません。


まず言うまでもなく、日中だけでなく夜間に買う電気も減らせるということは、一日に買う電気を大きく減らすということですので、一年を通じて相当量の光熱費を削減することにつながります。


この先の電気料金は、上がる要因こそたくさんありますが、下がる要因はほとんどありません。


でも太陽光と蓄電池があれば、どれだけこの先電気料金が上がろうと、気にせずに電気を使い続けることができますし、


実際にそれによって削減できた光熱費の総額は、20年、30年という長期で考えればたいへん大きな金額になります。



3.1.2.毎年2%の値上げした場合の創蓄経済効果.png



そして、それだけではありません。


いま、太陽光で発電して使い切れず、余った電気は、蓄電池がなければその場で売るしかありません。


太陽光発電を設置して最初の10年間は、国が余った電気を高く買い取ってくれるFIT(固定買取制度)があるにはあります。


でも、そのFIT期間中でさえ、昼間に余った電気を売るときの値段は、夜に買うとき電気の値段より、ずっと安いのです。


ということはつまり、蓄電池があれば、電気を高く買うのを減らせるだけでなく、FIT期間中から安く売ることまで減らすことができます。


設置から10年経ってしまった後は、FIT(固定買取制度)の高い売電単価が終わり、そこからさらに、一気にガクッと安くなってしまいます。


つまり、そのときに蓄電池が無いと、せっかく創った電気を非常に安い値段で叩き売るという、もったいないことを続けるしか選択肢がないのですが、蓄電池があれば、このもったいない売電をなくすことができるのです。



3.1.2.買電売電単価逆転.png



このように、買う電気は年々値上がりし、売る電気は年々値下がりし続けています。


すでに買電と売電は価格が逆転していて、FIT(固定買取制度)期間中でもない限り、売るのは損という状況になっています。


これは、太陽光発電が日本中でこれだけ普及し、電気を売る人が増えたからです。


そしてこうなった以上、この先は、蓄電池を持っている人だけがお得になる状況だというわけです。



3.1.2.創蓄経済効果.png




メリット③防災



夜間の停電への備えになる



また、蓄電池があれば、停電中の夜間でも自由に電気を使えるわけですから、太陽光発電しかない場合に比べて、防災への備えは格段に上がります。


被災したときに電気が使えない不便さを、経験者の話を参考に少し想像してみましょう。


まず、エアコンや照明など、停電になって本当に困るのは、日中よりも夜のほうが圧倒的に多いそうです。


真夏や真冬の場合、エアコンが夜通し止まっている状況だと、寝るのも困難です。


それに加えて明かりがつかず、真っ暗なわけですから、心細さから余計に暑やさ寒さが酷く感じられ、余震に怯えて一睡もできない日が何度もあったそうです。


実際、もし深夜に余震や浸水などで避難しなくてはならなくなったら、大切なものを持って、着替えや足回りをしっかりして、安全に家族全員が急いで出なければならないわけです。


でも、そんなときに、家中の明かりがつかずに真っ暗なのです。


少し想像しただけでも嫌になるぐらい、私達の生活がいかに電気に依存しているかがわかると思います。


太陽光発電だけでは夜間停電には対応できませんが、蓄電池があることで、一日中普段と変わらない電気の使い方も可能です。


例えば冷蔵庫は、一日中動くことで、食料品の貯蔵が可能になります。



3.1.3.災害マップ.png



特に大規模災害発生直後は、スーパーやコンビニの棚から一斉にものが無くなってしまいます。


そんなとき、必要なものを冷蔵しておけるというのは、何にも増して心強いでしょう。


さらに、一日中普段と変わらないような生活ができるということは、避難所を使う必要が無いということです。


避難所の暑さ、寒さ、衛生環境の悪さ、プライバシーの無さ・・・いまなら新型コロナウイルスへの感染リスクも高いであろう避難所の生活は、一度体験した人ならば二度と体験したくないものです。


太陽光発電と蓄電池のおかげで一日中普段と変わらず電気が使えるというだけで、このような思いをする必要がなくなるわけです。



3.1.3災害で困ったことランキング 2.png



この結果でもわかりますように、いざ大規模災害にあうと、実際に困ったことというのは電気関係がほとんどです。


一日中電気が使えるということの意味合いは、単に停電に強いということを超えて、災害から家族を守ることができる、ということなのです。


かつては、大規模な自然災害は一生に一度あるかないか、といった話でした。


ところが、この数年は毎年のように、日本各地でそんな災害が頻発しています。


太陽光発電と蓄電池による災害対策は、ある意味保険のようなものですが、これだけ災害が多い世の中ですと、誰でもいつかは被災する可能性が高いわけです。


そうなると、必ず役立つものにお金をかけることの意味合いは、たいへん大きなものになってきていると言えるでしょう。


いま、大手ハウスメーカーでは、太陽光発電だけでなく、蓄電池が標準装備されています。


そして、かつて太陽光発電だけを取り付けた方が、すごい勢いで蓄電池を求めています。


その背景には、単純に買電や売電を減らすということの他に、こういう、いざというときの安全や保険という視点があるのだと思われます。





注意点





種類と選び方



目的の優先順位



蓄電池も、いまはいろいろなメーカーがいろいろなラインナップを出しています。


何が違うのか、どれをどういう基準で選ぶのが良いのか、お買い得なのはどれか。


検討される方も、家電量販店で売っているものではないので、なかなかわかりにくいと思います。


蓄電池を選ぶとき、まず大切なことは目的の優先順位です。



3.2.1.選択肢と優先順位イメージ.png



とはいっても、蓄電池の場合はすごく簡単。


「防災への備えと経済性、どちらをより重視するか」を考えると良いでしょう。


なぜかというと、防災への備えというのは、保険のようなもの。


いつかは我が身に降りかかるものですが、とはいっても普段生活しているときはあまり関係ありません。


そこをどう考えるかは、人それぞれの価値観です。


めったに起きないときのために、あまり費用をかけたくない。


これもひとつの選択です。


逆に、めったに起きないけど、起きたときが大変なのだから、そこに備えたい。


これもまた、ひとつの選択です。


どちらが間違っているというわけではありません。


ではまず、災害対策を重視するかどうかで、蓄電池の選び方がどう変わるかを見てみましょう。



全負荷と特定不可



蓄電池には、「全負荷型」と「特定負荷型」という2つのタイプがあります。



3.2.1.全負荷と特定不可.png



言葉がわかりにくいですよね。


正直言って言葉を覚える必要性はありません。


でも、選ぶときには違いを理解をしておかないと、提案してくれる営業マンの言葉がわかりません。


簡単に言うと、「全負荷型」というのは、停電して蓄電池に溜まった電気を使って家の電気を賄うとき、どんな電子機器でも使えるようにできるタイプのものです。


それって当たり前のように感じるかもしれませんが、実はそうではないのです。


5年前までは、蓄電池はまだ今ほど普及しておらず、今のように容量の大きなものは高価でした。


また、そのころはまだ売電するときの価格が高く、電気を高く売ることができたので、普段あまった電気を蓄電池で夜に使おうという人は少なく、売る人が多かったのです。


つまり、当時の状況では容量が今より小さな蓄電池がほとんどでした。


そして、その小さな容量では、家の家電全てに電気を使ってしまうと、短い間に容量が尽きてしまいます。


いざというとき、小さい容量での災害対策ということを考えると、家の家電を全部使ってあっというまに電気を使い尽くすよりも、例えばリビングの明かりと情報を取るためのテレビ、避難するための玄関の照明、などと、用途を絞ったほうが良いということになります。


停電が起きても、自動的に蓄電池からの電気に切り替わるので、停電したことに気づかずにそのまま電気を使い続けてしまいます。


そうやって、あっという間に無くなってしまうことを防ぐため、特に小さい容量の電池では、予め使う電気製品を絞っておくという制限を、あえてつけてあったほうが便利です。


それが、「特定負荷型」と呼ばれるタイプです。


「特定負荷型」を選ぶと、停電時にどのコンセントに電気を使えるようにしておくか、あらかじめ設定をしておかなくてはなりません。


基本的には、照明+αというぐらいの感覚です。


つまり、比較的容量が小さく、いざというときには避難するための最低限の電気に絞ってあるもの、比較的短期間で軽度の防災性を想定したものが「特定不可型」です。


逆に、大容量で、いざというときに普段と変わらず家の電気をそのまま使えるタイプのもの、家の中がそのまま避難所になるような考え方のもの、それが「全負荷型」です。


自分が検討している電池が、「いざというとき家の電気全てを使えるタイプなのか、そうでないのか」、「それで容量は十分なのか」という基準で、ひとつ選択肢が分かれるということを覚えておきましょう。



200Vの機器が使えるか



もうひとつ。


特に家中の電気をまるごと使える「全負荷型」電池を選ぶときに、注意するべきポイントがひとつあります。


それは、200V(ボルト)の電子機器を使えるかどうか、というポイントです。


電池によっては、出力が弱く、200Vの機器を接続できない、というものもあるのです。


200Vというとどんなものがあるかというと、エアコンや電子レンジ、IHクッキングヒーター、給湯器、食器洗い乾燥機、洗濯乾燥機、浴室用衣類乾燥機などです。


このなかでも、エアコンはやはり夜間でも使いたいと思いますし、料理をするときの電子レンジやIHクッキングヒーターも使いたいでしょう。


もし、200Vに対応していないタイプを選んでしまうと、こういったものが全て使えないということになってしまいますので、注意しましょう。


ちなみに「200V機器対応の全負荷型」であれば、これらは全て使うことはできますが、さすがにこれら全部を回しっぱなしにすると、夜中に蓄電した分を使い切ってしまいます。


「ヘアドライヤーは、意外に消費電力が大きい」というのをご存じの方も多いでしょう。


同じように温風を使用する乾燥機も、大きな電力を使用します。


しかも、ヘアドライヤーなら髪を乾かすだけですので比較的使用時間は短いですが、例えば洗濯乾燥機や浴室用衣類乾燥機などは、長時間使用するものなので、それだけ電気をたくさん使用します。


中容量の蓄電池でそれらをどんどん使っていれば、蓄電しておいた電気を夜間に使い切ってしまい、エアコンも照明もつけられない・・・といったことにもなりかねません。


もちろん、翌日になって太陽光パネルが発電を始めれば、また余った電気を溜めていくので、その日の夜にはまた使い始めることができますので、そう大変なことにはなりません。


ただ、選ぶ蓄電池によっては、こういったことが起こり得る、ということは注意しておいたほうが良いかもしれません。


いま検討中の蓄電池の機種だと、どんな家電がどのぐらいの時間使えるのか、しっかり説明を受けてから検討しましょう。



ご自宅の太陽光発電とのバランスがとれているか



3.2.1.太陽光と蓄電池のバランス.png



もうひとつ、これはまともな業者さんならば何も言わなくてもちゃんと考慮してくれるのですが、蓄電池の容量を考えるときに、現在ついている(あるいはこれからつけようとしている)太陽光パネルの容量に見合ったものを選ぶのが無難です。


例えば、一日に100しか発電しない太陽光パネルだったら、充電するのは日中使った余りの電気ですから、当然100よりも少なくなります。


そこに200の容量の蓄電池を購入しても、一日で満充電になることはできませんから、ちょっともったいないですよね。


もちろん、絶対にオーバースペックの蓄電池を買ったらダメ、ということではないのですが、やはり普段蓄電できる容量に見合った蓄電池にしたほうが、コストパフォーマンスが高いわけです。


なかには、いまの発電容量を無視して、「とにかく最新機種で大容量だから安心、しかもそれが今だけ値引きして割安です」などという謳い文句で、オーバースペックの蓄電池を勧める業者あるので、十分気をつけましょう。



ハイブリッドと単機能



蓄電池の選び方の最後は、「ハイブリッド」と「単機能型」の違いです。


先ほど「全負荷型」「特定負荷型」の2種類があったので、結局大きく分けると蓄電池はこの2✕2の4種類になります。


太陽光発電では、発電した電気をご家庭で使えるように調整するために、パワコン(パワーコンディショナー)を取り付けるのですが、実は蓄電池にも、蓄電池に充電するために電力を調整する必要があります。


「ハイブリッド」というのは、この蓄電のためのパワコンと、発電のためのパワコンをあわせて1つで済むタイプの蓄電池です。


逆に「単機能型」というのは、蓄電は蓄電で、発電は発電で、あわせて2つパワコンを設置しないといけません。


パワコンもそれなりに大きなものですので、設置するには場所も考慮しなければなりません。


それだけでなく、パワコンで電気を調整する際に、必ずロスが発生します。


パワコンを2つ使う「単機能型」の場合、


発電 → パワコン → 分電盤 → パワコン → 蓄電池 → パワコン → 分電盤 → 家電で使用


という経路になってしまいますので、パワコンを3回経由する分、ロスも3倍になります。


発電した電気が100あっても、3回のパワコン経由で、だいたい91%ぐらいまで、使える電気が減ってしまいます。


それが「ハイブリッド」であれば、一度のパワコン経由で済みますので、100発電した電気の97%を使うことができます。


これから新しく太陽光パネルと蓄電池をあわせて設置しようとしているお客様は、迷わず「ハイブリッド」を選ぶと良いでしょう。



3.2.1.単機能とハイブリッド.png



では逆に、どんな人が「単機能型」を選ぶのでしょうか?


それは、過去に太陽光パネルだけは設置してしまっている方のうち、まだ設置から数年しか経過していない人です。


なぜでしょうか?


これには、太陽光発電設置のときについてきた保証が関係するのです。


これについては次でご説明しますが、これから太陽光発電と蓄電池とをあわせて設置する方は、「ハイブリッド」を選んで間違いない、ということだけ覚えておきましょう。





蓄電池を後付するときは保証切れに注意




単機能型を選ぶ人



数年前に太陽光発電だけ設置して、これから蓄電池を検討している方。


そんな方は、蓄電池を選ぶとき、「ハイブリッド」でなく「単機能型」を選ばれる方が多いです。


なぜでしょうか?


もし、太陽光パネルについてきたパワコンを撤去して、蓄電池のほうで「ハイブリッド」のパワコンにすれば、パワコンは1つで済むことになります。


でも、それには大きな問題があります。


それは、太陽光パネルの保証にからむ問題です。


太陽光発電を導入するとき、主に「出力保証」と「機器保証」の2種類の保証がついてきます。


このなかの「機器保証」は、機器、つまりパネルとパワコンの修理・交換に関する保証です。


基本的にはパネルは高耐久・長寿命で壊れにくいので、この保証はパワコンの故障・修理に対して適用されることが多いのですが、もしパワコンを別のものに交換してしまうと、パネルに適用される機器保証まで、効力を失ってしまいます。


メーカーとしては、あくまで購入したときのパネルとパワコンの組み合わせに対して、動作を保証するという考え方なのです。


つまり、まだ太陽光発電を設置して数年しか経っていない人の場合は、保証を残しておきたいのであれば、当然選ぶべきは「単機能型」ということになるのです。



ボーダーラインはいつぐらい?



もし、これを無視して、古い太陽光のパワコンから新しいハイブリッド蓄電池の一体型パワコンに変えたらどうなるのでしょうか?


この場合、もちろん新しく設置する蓄電池のパワコンには、それ自体の保証が新しくついてきます。


しかし当然、残っていたパネルの保証が切れてしまうということになります。


それをどう考えるかによって選択肢が変わってきます。


機器保証はだいたい設置してから10年間といのが大手メーカーの一般的な基準です。


もし、すでに設置して9年も経っている場合は、残りの保証期間は1年ということになります。


このぐらいであれば、新しくハイブリッド蓄電池に変えることで、パネルの分の保証がない期間も1年です。


それであれば、パネルの耐久性と寿命を考えれば、リスクは少なく移行できると考える人が多いでしょう。


一方で、まだ太陽光発電を設置して3年しか経っていない場合はどうでしょう。


この場合は、パワコンを変えてしまうと、パネルの保証がない期間が7年続きます。


これはさすがに、万一のことを考えると少し不安ではないでしょうか?


このように、「残りの保証期間」と、パワコンを一つにできる「利便性と効率性」、こののバランスで決めるのが良いのですが、だいたいそのボーダーが太陽光設置後7年と言われています。


すでに太陽光を設置していて、いまから蓄電池をお考えのかたは、この問題は大切な問題ですので、ぜひ担当の営業の方にご相談下さい。


また、過去に設置した太陽光パネルの種類によっては、組み合わせることのできない蓄電池もありますので、そういった点もあわせて聞いてみると良いでしょう。





悪質な業者に注意




悪質な業者が多い業界



残念なことですが、太陽光発電や蓄電池、また屋根や外壁のリフォーム、シロアリ駆除など、住宅業界には悪質な業者が多く存在します。



3.2.3.訪問販売業者.jpg



その大きな理由は、家にまつわることというのは数年・数十年に一度しかないため、お客様にほとんど経験がなく、知識も価格の相場もわからないからです。


悪質な業者がその気になれば、簡単にお客様を騙すことができてしまいます。


そのうえ、家にまつわることは数十万円から数百万円と高額です。


他の業界に比べて、住宅業界に悪質業者が多いのはそういう理由です。



誰が太陽光発電を普及させたのか



実は、いまお客様がご興味を持っている太陽光発電というものは、実はまだ世の中に普及し始めて10年ちょっとしか経っていません。


10年前の太陽光発電は、まだ価格も非常に高く、建築のプロである住宅会社の多くは「こういう設備を家に設置して、後々どんな問題が起こるか見定めるまでは慎重にいこう」と考えていました。


そのため、当時は新築時に設置を強く勧める住宅会社はあまりありませんでした。


住宅会社があまり乗り気ではなかった一方で、国はパリ協定などCO2削減のための国家的な取り組みの必要性から、どうしても太陽光発電を普及させる必要がありました。


そこで国は、導入費用を抑えるために多額の補助金をばらまき、さらに特別に高い売電価格を約束する(これがFIT、固定買取制度です)ことで、「太陽光発電を設置すると得をする」という仕組みに持っていったのです。


そのため、このころの太陽光発電は、電気を使うために発電するのではなく、売って設けるために発電するという、言わば住宅設備の形をした投資商品だったのです。


ところが住宅会社というのは、いい家を造ることが目的なので、お客様との打ち合わせの最中に「これを買ったら儲かります」といった、投資商品を勧めるようなことは、あまりやりたがりませんでした。


そこで、どういう会社が太陽光発電を売ったのかというと、そのほとんどが訪問販売業者です。



悪質な訪問販売業者



日本で太陽光発電をここまで普及させたのは訪問販売業者なのですから、その意味では、彼らこそは功労者というべき存在です。


実際、彼らの中にはもちろん、良い商品の流通コストをカットして、直接お客様に安く届けることを目的にした立派な会社が多くあります。


しかし一方で、質の悪い商品を、騙して高く売りつけてサヨナラするような、悪質な業者もあります。


流通コストが無いぶん、営業マンのコミッションが高いため、強引な売り方をして、いざとなったら売り逃げするということが多いので、たびたび社会問題になっています。


彼らが太陽光発電を勧める場合、「いつまでにいくら儲かる」という話を中心にしますから、どうしてもお客様は、それが住宅の一部であり、工事を伴う家の設備であることを軽視してしまいます。



質の悪いものを高く売ることも



そこで多くあったトラブルは、まず非常に高額にパネルを売りつけること。


悪質な業者は、太陽光パネルの調達力もないので、高い原価で仕入れますが、それをもっと高く売りつければ儲かります。


住宅会社が太陽光発電を勧めないということは、建築のプロからちゃんとした話をきかないまま、訪問販売業者の話で決めるということですから、相場もなにもわからないお客様は簡単に騙されてしまいます。


型落ちモデルを現行品より高く売る、ということもよく聞く話です。



一番困るのは工事のトラブル



もっと困るのは、彼らは住宅設備を売っているからといって、もともと住宅のプロでもなんでもない、ということです。


悪質な業者は、そもそも建築のことなど興味もなく、いい加減な業者に安く取り付けさせて終わりにしてしまいます。



3.2.3.手抜き工事.jpg





まともな住宅会社なら、きちんとした家を「引き渡す」のが彼らの仕事ですから、そんなことは絶対にしません。


でも悪質業者にとっては、儲かる商材を「たくさん売り捌く」のが仕事ですから、コストがかかるしっかりした工事よりも、コストも安く早い工事をする業者を使います。


太陽光パネルが載るのは屋根の上ですから、お客様には工事不良など直ちに気づきません。


問題が起きるのは、しばらくしてから。


屋根の無理な穿孔による雨漏りや、雑でいい加減な配線工事による破損や漏電、生活動線を無視したパワコン設置による不自由、たくさん売りたいがために過積載設置したことでメーカー保証が受けられない、などなど。



太陽光発電の悪質業者が、いま蓄電池を売っている



ともあれ国の政策はうまくいって、爆発的に普及することになった太陽光発電ですが、国もいつまでもこの普及のためのバラマキを続けるわけにはいきません。


FIT(固定買取価格)売電価格切り下げが進むとともに、訪問販売業者の得意とする「これだけ儲かる」というトークは、相場より高い価格で販売していた悪徳業者にとっては使いにくくなり、多くの訪問販売業者が姿を消すことになりました。



3.2.3買電売電単価逆転 .png



しかし、当然ながら生き残った業者もいます。


彼らが太陽光発電の次は、何を売り始めたか?


ずばり、蓄電池です。


いまこのページをご覧になっている方のなかにも、訪問販売の業者から蓄電池の提案を受けたことがある、という方がいらっしゃるかもしれません。


もちろん、何度も繰り返しますように訪問販売業者の全てが悪徳というわけではなく、中には本当にお買い得な商品を握っているところもあります。


ただやはり、そういう業者は少数派です。


太陽光発電も蓄電池も、住宅設備の一環です。


価格のことはもちろんですが、大切なお住いとともに長い期間使い続けるものです。


決して安い買い物ではありませんので、やはり家を建てた住宅会社を通じて依頼するというのが安心でしょう。


ある程度実績のある訪問販売業者の場合は、なにしろ販売数が多いですから、仕入れも安くできるのがメリットとしてあります。


しかし一方で、住宅会社の取る利益率よりも、訪問販売会社の利益率のほうが高いことが一般的ですので、結果的にはお客様が購入する金額はそれほど変わらないことが多いです。


ともかく、悪質な業者に引っかかってしまうと、得するはずが大損で終わってしまうことになりかねませんので、十分気をつけて検討したほうが良いでしょう。



悪質業者が得意とするトーク



最後に、悪質な業者に引っかからないために、彼らがよく使うトーク事例をご紹介しておきましょう。


・「この地域で実績をつくりたいのでモニター価格で提供する」

・「いまなら工事代無料で取り付ける」

・「棟数限定のキャンペーン価格」

・「メーカー定価から大幅値引きしている」

・「(うち独自の)補助金で安くできる」


これらは、すべて安く「見せる」ためだけの文句で、実際には相場より高く付きます。


このほか、例えば10年しか続かない高い売電単価(FITの固定買取)を、FITが終わる20年、30年後まで適用したシミュレーションにしてあったり。


あるいは、発電量を計算するときに必要な日射量ではなく、日照時間で計算してあったり。


また、もっとひどい場合だと、発電量自体をあいまいにしておきながら、いくら得するかという収支計算だけが強調されていたり。


お客様が損をするようなケースでも無理やり売ろうとする業者は、あの手この手でなんでもやってきます。


逆に、こういうところをしっかりと説明してくれる業者ならばしっかりしていると言えますので、購入を検討される方はそういったところに気をつけて進めるようにしましょう。

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